「AlphaTheta」より新製品を導入
社名を「Pioneer DJ株式会社」から「AlphaTheta株式会社」へ変更
音楽制作事業への参入を発表
業務用音響機器事業への参入を発表
世界初のフラットトップ型DJ用CDプレイヤー「CDJ-500」を発売し、DJ機器事業に参入
楽曲認識技術におけるグローバルマーケットリーダーであるDJ Monitor B.V.との資本業務提携を発表
関連サービス事業の1つとして横浜市にDJスクール「Pioneer DJ横浜DJ Lab」を開校（現AlphaTheta 横浜DJ Lab）
パイオニア株式会社より株式分割により「Pioneer DJ株式会社」として事業独立
本社をパイオニア株式会社旧川崎本社内に設置
本社を現在の所在地である横浜市に移転
楽曲管理ソフトウェアとして、「rekordbox」を導入
社名
AlphaTheta株式会社（アルファシータ、英: AlphaTheta Corporation）
※ AlphaTheta株式会社は、東証プライム市場上場企業であるノーリツ鋼機株式会社の子会社です。
本社
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目4番5号 横浜アイマークプレイス6階
電話番号 045-522-5400 (代表)
ミッション
音楽で人をつなぐ
－ 創造力で音楽の可能性を広げ、よろこびに満ちあふれる世界を実現する －
役員
代表取締役社長 片岡 芳徳
取締役副社長 鈴木 雅和
取締役（非常勤） 岩切 隆吉
取締役（非常勤） 横張 亮輔
監査役（非常勤） 中村 大
執行役員 相川 慶
執行役員 鈴木 省吾
執行役員 滝口 一人
執行役員 横山 晃
従業員数
503名（2023年12月現在）
事業内容
DJ機器/アプリケーション、⾳楽制作機器、⾳響機器の開発・設計および販売、ならびにそれらのサービスに関連する事業
資本金
1億円（2023年12月31日現在）
株主構成
親会社：ノーリツ鋼機株式会社
（東証プライム上場）
1994年に、世界初のフラットトップ型DJ用CDプレイヤー 「CDJ-500」を発売して以来、「驚きと感動」をお客様に提供することをモットーに歩み続けてきました。時代とともにアップデートしてきた先進的な機能、優れた操作性、こだわり抜いた品質 により、世界中のプロフェッショナルDJやクラブ から絶大な信頼を得ています。今後もAlphaThetaならではの新価値創造力と高い技術力を武器に、より幅広い顧客に向けて新たな体験価値を提供し続けていきます。
2009年、DJ用音楽ライブラリを管理するソフトウェアとして、「rekordbox for Mac/Windows」を導入しました。それ以来、継続的なアップデートを行い、2015年にはDJパフォーマンス機能（ver. 4.0）を、2019年にはストリーミングサービスを使用したDJプレイ機能（ver. 5.6.1）を追加しました。そして、2020年にクラウド上での楽曲管理機能「Cloud Library Sync」（ver. 6.0）を追加したことで、モバイル端末向けDJアプリケーション「rekordbox for iOS/Android」とライブラリの同期管理が可能になりました。さらに、2024年5月にリリースしたメジャーアップデート（ver. 7.0）では、AI、クラウド、自動化等の最新技術を取り入れ、「快適なDJワークフローを実現するDJソフトウェア」としてさらなる進化を遂げています。今後も時代の変化に対応し、革新的なDJパフォーマンスを創造し続け、DJ体験のさらなる価値向上に努めていきます。
DJアプリケーションで培った楽曲解析のノウハウを生かし、ダンスの練習から撮影、さらには振り作りまで、ダンサーの活動を全面的にサポートするiPhone用アプリ「DanceTribe」を2022年12月にリリースしました。ジャンルを問わず、多くのダンサーの方にご愛用いただいています。今後も、ダンスコミュニティに新たな価値を提供し、音楽文化のさらなる発展に貢献していきます。
1997年に、初めてのプロフェッショナルDJ用ヘッドホン「SE-DJ5000」を、そして2011年には、初めてのDJ/プロデューサー用アクティブレファレンススピーカー「S-DJ05」「S-DJ08」を発売しました。さらに2024年１月には、本格的なDJパーティーを手軽に実現できるポータブル・ワイヤレスDJスピーカー「WAVE-EIGHT」を発売しています。これまでに開発した製品群は世界中のお客様に愛用されており、私たちは、常にDJのクリエイティビティとパフォーマンスを最大限に引き出すことを追求し続けています。
2013年に業務用PAスピーカー「XY Series」を、2016年にはプロオーディオ向けPA/SR用アクティブスピーカー「XPRS Series」をそれぞれ発売し、総合的なエンターテインメント空間の創造に貢献しています。また、2023年に発売した「XPRS2 Series」は、優れた音質はもちろん、その多用途性と可搬性で、より多くのアーティストの音楽表現に貢献しています。
2016年に「想像を超える音が次々と生まれるインスピレーション・ツール」というコンセプトのもと、初の音楽プロデューサー向けモデルとして、スタンドアロン型サンプラー「SP-16」を発売しました。直感的なワークフローと高い演奏性を誇る「TORAIZ」シリーズは、音楽制作からライブパフォーマンスまで、幅広いシーンで使用されています。今後も、アーティストの感性に響く新しい価値を創造するための取り組みを続けていきます。
当社のDJ製品をご購入いただいたお客様に、より安心して、より長く製品をお使いいただくために、2022年4月にDJ製品延長保証サービス「AlphaTheta Care」の提供を開始しました。
AlphaThetaは、音楽業界のさらなる発展のためには、その中核にいる音楽クリエイターに対してロイヤリティが公正に支払われることが重要であると考え、2022年9月に楽曲認識技術を用いたモニタリングと楽曲利用のレポーティングのグローバルマーケットリーダーであるDJ Monitor B.V.と資本業務提携を行いました。音楽クリエイターが創造性を最大限に発揮できる環境づくりを目指し、ロイヤリティの公正な分配を支援する「KUVO」の拡大をはじめ、さまざまなサービスの共同開発を進めています。
楽曲に多彩な演奏表現を加えるユーザーインターフェイスは、DJをアーティストに昇華させる重要なパーツです。そのため、AlphaThetaでは事業開始以来、操作性、直感性、安定性、堅牢性の向上に常に取り組んでいます。
磁⽯が発する磁界を感知して⾮接触でつまみ位置を検出するクロスフェーダーは、スムースに動くよう、CDドライブのレーザーピックアップを動かすトラバースメカと同じ精度で設計。激しいスクラッチでも壊れないように耐久性を増強し、繊細さと⼤胆さを併せ持つMAGVEL FADER PROへと進化させました。また、製品のクロスフェーダー周辺トップパネルには耐摩耗性に優れた塗装を施しているため、 長期間お使いいただけますMAGVEL FADER PROは、スクラッチスタイル 2ch プロフェッショナル DJコントローラー「DDJ-REV7」などに搭載されています。
DJは、楽曲の構成や特徴を把握して、テンポやキーの異なる楽曲をミックスすることでスムースな演奏を実現しています。
AlphaThetaの製品は、楽曲の構成・特徴を解析して視覚的に表現し、エフェクトなど楽曲にさまざまな加工を施すことで、より高度で創造的なDJパフォーマンスをサポートします。
MIX POINT LINKでミックスする楽曲が切り替わるポイントをリンクさせ、次の楽曲の再⽣開始を予約することができます。TRACKSEPARATIOＮは普段のDJプレイと同じように楽曲をロードするだけで、楽曲を構成するVOCAL、DRUMS、INSTのパートごとの再⽣を可能にします。
この２つの機能を組み合わせれば、これまで以上にクリエイティブで⾰新的なライブマッシュアップパフォーマンスを実現できます。（マルチアプリ対応 4chパフォーマンス DJ コントローラー「DDJ-FLX10」、DJソフトウェア「rekordbox」に搭載されています。
独自の設計ノウハウを駆使して、引き締まった低域、臨場感あふれる中域、高解像度の高域で構成される豊かな音響世界を創出します。大音量でも音質が良く、オーディエンス の感性を揺さぶる音づくりを追求しています。
新たな部品の採⽤と、これまでの製品設計で培われた細部に渡る⾳質チューニングにより、次世代をリードするクラブサウンドを実現しました。チャンネル⼊⼒部には32bit⾼性能A/Dコンバーターを、MASTER出⼒部やBOOTH出⼒部には32bit⾼性能D/Aコンバーターを、それぞれ採⽤しています。これにより、オーディエンスがさらに没⼊できるような⾳楽体験を提供すると同時に、DJもオーディエンスと同様に⾼解像度で臨場感のある⾳をモニターしながら演奏することができます。これらのコンバーターは、4chプロフェッショナルDJミキサー「DJM-A9」などに搭載されています。
AlphaThetaでは、保有する数多くの特許技術を⽤いて、お客様の期待を上回る製品を市場に提供しています。今後も、お客様に新たな体験価値を提供できるよう、技術⼒の向上に力を尽くしていきます。
「CDJ-3000」は、シリーズ史上、最も滑らかな操作性を誇るジョグを搭載しています。このジョグは、当社が保有する特許技術（※）を駆使し、DJの快適な操作感を極限まで追求しました。また、「CDJ-3000」ではタッチ検出にシートスイッチを使用しています。このシートスイッチを天板直下に配置することで、ジョグの表面に静電容量式センサーを配置した場合と比較して、よりダイレクトでクイックなタッチ操作とスムースな回転操作を実現しました。なお、天板の下には回転力を制御する複数のブレーキPADが配置されていますが、これらのブレーキPADは個別に高さが調整される構造になっており、DJのフィーリングに合ったきめ細かな制御を可能にしています。
※特許技術 日本：特許第7249402号、特許第7254179号、特許第7261880号 米国：US11863141B、US20220350423A1、US11960666B 欧州：EP3933873B1、EP3989601A1、EP3989600A1
「5 年先のお客様と我々の夢を描き、クリエイティブ力で実現していく」
当社はプロダクトデザイン、デジタルデザイン、コミュニケーションデザインを専門に取り扱うデザインセンターを設置しています。デザインセンターでは、「夢を描き、実現する」をMission として掲げ、お客様や我々自身が「こうなったらいいな」と思い描く少し先の未来を具象化し、多様な立場の人たちと対話しながら一つのゴールに向かい、クリエイティブの総合力で実現していきます。
2024年10月、アイル品川で開催されたエムむすびとのコラボイベント「スマイルDISCO」では、音楽とエンターテインメントを通じて認知症予防に取り組みました。昭和歌謡に合わせて体を動かし、笑顔を浮かべる参加者の姿が非常に印象的でした。このイベントには、ご高齢の方からお子様まで幅広い世代が参加し、音楽の力でつながりながら楽しく健康を促進しました。
2024年2月に横浜ランドマークプラザで開催されたイノベーション技術の展⽰会「YOXO FESTIVAL」に参加し、DJがプレイする楽曲と照明、歌詞、振動デバイスのすべてが連動する技術を使った、聴覚に関係なく楽しむことができる新たなクラブ空間「Club YOXO」を出展しました。今後も、⾳楽ですべての⼈をつなぐ活動に積極的に参加していきます。
「Bridges For Music」は、南アフリカ開発途上地域の才能豊かな若い世代を後押しするNPO法人です。AlphaThetaは、「Bridges For Music」とパートナーシップを結び、⾳楽が持つ普遍的な⼒によって開発途上地域の⼈々に教育が浸透することを目指して、自社の製品や機材を提供しています。さらに、⽣活に必要不可⽋なスキルの学習、就業に向けた研修の機会の提供や助⾔も行っています。⾳楽が地域間の格差を埋めると同時に教育を促進し、開発途上地域の発展に深く寄与することを願っています。
梱包箱のラミネート加工を廃止することで、これまで以上にリサイクルしやすくなるよう改善しました。また、緩衝材を発泡スチロールから紙に変更することでプラスチックの使用量を削減し、温室効果ガス削減につなげています。
「Extend Your Playability – 大切な製品をより安心して長くお使いいただくために -」
お客様にDJ製品を末永くお使いいただくための製品延長保証サービス （日本、アメリカのみ）を提供しています。